新しく入った職場
新しい分野の仕事を始めた。
歳は中年でも、新入りの扱い。
訳の分からない圧迫感のある会社だと入る前から気がついていた。
上司は、何か勘違いしているパワハラおばさん…。
若い男の子には、いい事ばかりを言って愛想を振りまいて、甘える。自分より気質の優しい人には、罵倒や悪口を繰り返す。
こんな職場もあるのかと驚きだった。
初めは、罵倒される人の問題かなと思っていたけれど、少しずつ、仕事場の内情がわかってきたら、その人の気質の問題だけだと知った。
誰もその上司に注意が出来ない。
天下をとったつもりなのか、自分の好きなように、感情を表現し、気分次第で無視をする。
怒られるのも、自分が納得できれば反省するけれど、ただ単に、自分が上だと示したいだけの怒りに見えた。
全く、尊敬のかけらも感じなかった…。
アホらしい…。
ここで頑張るのはアホらしい…。
私はそう思えたので、辞める決心をした。
自分の働く場所として、ふさわしくない。
我慢すれば心身のバランスを欠き、やがて、病気になるだろう…。
猿山のサルのボスのような上司に初めて出会って、絶望してしまった。
そんなボスを君臨させる組織は、所詮、ボロボロになってくる。
人が育たない場所で、口先だけの理想を説いてみても、誰がついていくのだろう…。
私には、ヘドを吐きたいぐらいの違和感しかその上司ととりまき達には、感じなくなっていた。
同僚達は、毎日、口では仲間だと言いながら、お互い牽制し合っている。
気が強く、スキがあれば、攻撃しようとしている。
どちらが上か下かのような勝ち負けの世界を隣で見ていると、うんざりした。
どちらがその上司に気に入られるかも大事そうに見えた。
アホらしい…。
訳もなく私も無視をされれば、そのサル山のボスの機嫌を取ろうとしたがる自分がいて…。
早く離れないと…。
自分がこの組織に染まってしまいそうだった…。
誰も、守ってくれない。助けてくれない。戦場のような場所からは、逃げるほうが賢い選択だ。
ふぅ!
結局、ピラミッドの頂点にたっても、幸せではないから、弱いものいじめを繰り返すのだろう…。
弱いものは、我慢しなくて、早く立ち去るほうがいい。
最後まで絶対
分かってはくれない。
認めてはくれないから。
違う世界に住んでいる感じ…。
ずっとサル山のボスは、登ろうとしている仲間のサルを威嚇して、蹴落とし続けて暮らせばいい。
本当のサルのボスでさえ、きっと、仲間を守ろうとする行動に出るだろうけれど、あのサル山のボスは、自分の保身しかないから、それ以外だ。
色々な職場があるんだな。
色々な人がいるんだな。
また、一つ、学びを終えた気分だ。
きっと、同じ世界にいる人は、同じ捉え方しか出来ないのだろう…。
いじめられている人は、いじめられている人に問題があると思っているのだろう。
うまくたち回ればいいのに…と。
でも、それは違う。
明日は、あなたが訳もなく、標的になる世界…。
パワーゲームの世界。
力があるものが、標的を決めていく世界。
とても、恐ろしい世界。
だからこそ、弱いものに目を向けて、助ける必要がある気がした。
悪いのは、いじめている人だ。
癒されない傷を、攻撃的な性格で、弱い優しいものにぶつけていく。
慈愛のかけらもない姿は、魔王そのものだ。
昔の私なら耐えたかもしれない…。
今の私には、それらがイビツにしか見えないから、離れようと思えた。